“彼の名は。” 名も知らない虫たち ④

2018.02.13

前回のイネミズゾウムシに続いて、今回第4弾も、田んぼでみられる害虫にスポットライトを当ててみたいと思います。 

彼の名は、ツマグロヨコバイといいます。

田んぼの中で“ピンピン”と飛んでる緑色の虫(体長 4-5mm)がいたら、おそらく彼らでしょう。
探してみてください。

ただじーーーっと観察するのはチョット難しいですよ。何故って、ああ見えてとっても照れ屋さんなんです。
イネの葉にとまっているのを見つけて、そーっと近づくと、すぐにクルッと葉の裏に隠れてしまいます。
この時の動きがまたユニークで、カニのように横に歩くんです。

ツマ(翅の先っぽ)が黒く、横に這うからこの名があるようです。顔はセミそっくりですね。

時々刺しますのでご注意ください。
(万一刺されてもどうってことないですが、蚊よりは痛いですし、結構かゆいです。)

開発部:瀬古

 

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“彼の名は。” 名も知らない虫たち ③

2018.02.03

”彼の名は。” 名も知らない虫たち第3弾は、イネに寄生する害虫を紹介します。

彼の名は、いえ、“彼女”の名はイネミズゾウムシ。
今回の害虫は、カリフォルニア出身の女の子です。
1976年に日本にやってきたと言われている彼女は単為生殖で、雌が雌だけを生んで繁殖します。

体長3-4mmくらいの虫で、よく見るとかなりカワイイです。
ゾウムシという名の通り、長い鼻とクリンとした大きな目がとってもキュートです。
背中に見える、メイプルリーフのような紋様も特徴的ですね。

愛嬌のあるずんぐりむっくりした体形からは想像できませんが、彼女は泳ぎがとっても得意なんですよ。
田植えが一段落した水田で、稲の葉っぱをかじっている彼女を見かけたら、指でつまんで水の中に落としてみてください。
池江璃花子選手ばりの泳ぎがみられるかも・・・・・・・・・。

開発部:瀬古

 

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“彼の名は。” 名も知らない虫たち ②

2018.01.19

嫌われし、名も知らない農業害虫を取り上げ、紹介するシリーズ第2弾となります。

今回は、前に紹介したアメリカシロヒトリと同じ蛾の幼虫ですが、これは万一見かけても絶対さわらないことをお勧めします。 

コイツです。 

いかにもヤバそうですよね。彼の名は“イラガ”。

知らずに刺されるとヤバイです。強烈に痛いです。熱いです。腫れます。蜂の比ではありません。
(幸いスズメバチに刺されたことがないですが、アシナガバチより痛かったです。)

柿の葉でよく見かける虫ですが、りんごや梨などでもまれに見かけます。

紹介した似顔絵のほかにいろんな見た目のイラガがいます。
一見キレイなウミウシみたいな種類も見つかるかもしれません。
ご興味ある方は“イラガ”で検索してみてください。

綺麗なものには毒があるってことですね。 

開発部:瀬古

 

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“彼の名は。” 名も知らない虫たち ①

2018.01.08

新年あけましておめでとうございます。
月並みですが、今年もどうぞよろしくお願いします。

2018年のブログは、新しい取り組みにもチャレンジしていこうと思っています。 

さっそくですが、生物の中で、その種類がもっとも多いと言われているのが昆虫です。
ホタルやトンボは誰もが知る虫の中のアイドル的存在、またヘラクレスオオカブトやニジイロクワガタは昆虫界のヒーローかもしれませんね。反対に、ゴキブリや蚊は見つかると叩き潰される、嫌われ者の代表格です。それでも知名度だけは抜群ですね。

そんな中、農作物を加害する農業害虫はほとんど見向きもされず、その短い一生を終えます。
そこで今回、この名も知らない農業害虫にスポットライトを当ててみたいと思います。

今の時代、ネットで検索すれば害虫の写真はもとより、たくさんの情報が得られるでしょうが、それでは芸がないので、ブログならではの、私が描いた”似顔絵”と、意外と面白いエピソードなんかを紹介したいと思います。どうぞお付き合いください。素人の絵ではさっぱりイメージがわかないという読者の皆さんは、害虫名で検索してみてくださいね。また、正式には点描法という、生物学上決まった絵の描き方があるんですが、とっても大変なのでこちらはご容赦願っています。

それでは2018年、新年最初を飾るトップバッターは、まだまだ寒いこの季節、まるで毛皮のコートをまとったような奴からです。 

彼の名は、“アメリカシロヒトリ”。

蛾(ガ)の幼虫で、校庭のサクラの木によく発生するいわゆるケムシです。 

一般的に、この毛を見ると毒があるんじゃないかと思われがちですが、彼らには毒なんかありません。
蜂のように刺すこともなければ、アリのように噛むこともありません。

春から夏にかけて彼らを見かけたら、手のひらにのっけてコロコロしてあげてください。毛が意外と気持ちいいかもしれませんよ。(まれにアレルギーをおこす方がいらっしゃるようですので、ご心配な方はコロコロはお控えください。)
サクラのほか、農業的にはいろんな果樹につく害虫です。

次回、第2弾は、刺されると強烈に痛い虫を紹介します。

開発部:瀬古

 

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