さとうきびの日

2019.04.28

ある研究者が、さとうきびに寄生する“センチュウ(線虫)”の存在を明らかにしました。

センチュウをウィキペディア(Wikipedia)で調べてみると、「体は細長い糸状で、触手や付属肢を持たない。基本的に無色透明であり、体節構造をもたない。」などと書かれています。土壌中に莫大な個体数がおり、地球上のバイオマスの15%を占めているとも言われいます。

簡単に言うと、ミミズをムチャクチャ小さくした透明の生き物で、土の中にとんでもない数がいて、その量は地球上の生物の15%にもなるということらしいです。そのほとんどはひっそり暮らしており、ある植物学者はアマゾンの森林が何千年もの間、人工肥料なしに豊かな緑をたたえているのは、このセンチュウ種の貢献によるところがあることを述べています。また、最近ではがんの検診にセンチュウが利用できることも話題となりました。

ところが、ほんの一握りの植物寄生性センチュウの、そのまたほんのわずかな仲間が、どうやらさとうきびに悪さをしていることが明らかになりました。 

その彼の名は、 『モロコシネグサレセンチュウ』 といいます(どこかで聞いたフレーズですが・・・)。このセンチュウの詳しい生態や、さとうきびへの被害の実態は未だ解明されていませんが、さとうきびの根の生育にダメージを与え、収量を下げ、翌年株出しの萌芽率を下げるなど被害を与えているようです。


さとうきびの根に食入したモロコシネグサレセンチュウ

さとうきび用の殺虫剤として広くお使いいただいているプリンスベイトの有効成分が、このモロコシネグサレセンチュウの防除に対して有効であるという結果が得られました。今後も、実際のさとうきび畑で更なる実証試験を継続し、少しでもさとうきび農家さんのお力添えができればと思います。


圃場調査の様子

今日のさとうきびの日に、私たちBASFジャパンのさとうきび栽培に対するチャレンジはまだ始まったばかりです。

開発部:瀬古

 

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さとうきびの日(プロローグ)

2019.04.27

31年続いた平成の時代が終わり、新しい“令和”という時代の足音がもうそこまで近づいています。

そんな折、明日4月28日(日)は、1977年に沖縄県糖業振興協会が制定した「さとうきびの日」だそうです。

名前は知っていても、さとうきびという植物を見たことのある方は少ないと思います。日本では沖縄、鹿児島そして四国の一部などで栽培されている植物で、言わずと知れた砂糖の原料です。また “味の素” の原料としても有名です。

これまで何人かのさとうきび農家さんのお話を聞かせていただく機会に恵まれました。

さとうきび栽培で毎年頭を悩ませるのが、台風被害と雑草防除のようです。また、害虫被害も心配の種で、弊社の殺虫剤プリンスベイトをお使いいただいている農家さんがたくさんいます。あるとき、不思議なお話を聞きました。

普段通りさとうきびの苗を植え付ける時にプリンスベイトを処理したわけですが、どうやらその畑はほとんど害虫がいなく、プリンスベイトを使わなくても害虫被害は全くなかったようです。ところが収穫を迎えるころ、事件が起きたのです。プリンスベイトを使った部分だけ、さとうきびが大きく育っていたそうです。同じ畑に肥料を同じだけ入れ、同じさとうきびの苗を植えて、同じように雑草防除をしたそうです。違うのは、殺虫剤であるプリンスベイトがあるかないか?もちろん害虫はどちらもいません。

どうして1年後、こんなに生育に差が出たのでしょうか?この疑問に、メーカーである私たちもいろいろ考えを巡らせてみたのですが、長い間その答えを導き出せない日々が続いていました。ところが最近になって、一つの仮説が持ち上がり、研究が始まり、今年2月頃一つの答えにたどり着きました。その答えとは・・・・・・。

明日、さとうきびの日にその答えをご紹介します。 

開発部:瀬古

 

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オホーツク管内現地会議の様子

2019.04.24

4月1-3日にかけて、オホーツク管内で現地会議をしました。本社からも、数名参加しました。

1日目の午後からは、昨年、フィールドスターP乳剤を「てんさい」で使用された、紺野ファームさまに訪問させていただき、情報交換をしました。

道の駅、女満別付近の「メルヘンの丘」

4月1日 ㈱紺野ファームさま農業機械倉庫内にて

2日目、社内会議、その後、地域の指導者から「てんさい」栽培のポイントと除草、病害虫の指導について、講演をして頂きました。

北海道営業は、19年前から四半期に一度、営業者の担当地域で会議実施しております。近年では、現地会議の際に現地の方々に講師となっていただき、現場ニーズの把握に努めています。

3日目、北見市のたまねぎ農家訪問させていただき、情報交換をしました。

たまねぎ育苗ハウス内

7月は、十勝管内での開催予定です。

北海道営業:芝本

 

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オホーツクの「なつぞら」前の「春空」!

2019.04.22

オホーツク管内で「てんさい」の移植が始まりました。

4月21日

たまねぎ、バレイショ(じゃがいも)の植付けも始まりました。

昨年、9月下旬に播種した秋小麦も順調に生育しているようです。

弊社では、生産者さんのお手伝いをさせていただきたく、カンタスドライフロアブル(園芸用殺菌剤)、モーティブ乳剤フィールドスターP乳剤(園芸用除草剤)、サイコセルPRO(植物成長調整剤)等を取り揃えております。

北海道でも、春の空です。

北海道営業:芝本

 

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いま話題の殺菌成分、「ゼミウム®」

2019.03.27

今回ご紹介する「ゼミウム®」は、果樹専用殺菌剤「アクサー®フロアブル」や、畑作専用殺菌剤「イントレックス®フロアブル」(2019年秋発売予定)の主成分です。

通常は、アクサーやイントレックスのように製剤毎につける商標(ブランド名)を、BASFでは有効成分にもつけて呼んでいて、有効成分「フルキサピロキサド」の商標が「ゼミウム®」なのです。

その「ゼミウム®」は、BASF社が独自開発した新規殺菌成分で、以下のような特長があります。

①FRACの殺菌剤分類では7番、SDHIと呼ばれる系統
②親油性と親水性の両方を持つことによる、葉の表面のワックス層への固着と葉内への優れた浸達性
③しっかりと葉内に浸透するため、耐雨性に優れる
④安定した予防効果はもちろん、優れた治療的効果も期待できる

特に「ゼミウム®」の化学構造式はとてもユニーク!
植物葉内の水や油の層に当たるたびに溶けやすい構造に変化することで、葉の奥までしっかり浸透する特長があります。それにより、葉の裏はもちろん、葉の上方移行もしますので散布ムラがあっても安心ですね。

詳しい説明は以下のYouTube動画より(英語版のみ、始まり1:30くらいから)↓

ぜひ、話題の殺菌成分「ゼミウム®」の効果を、まずは果樹専用殺菌剤「アクサー®フロアブル」で実感してみてください。プレスリリースはこちらから。

®=BASF社の登録商標

マーケティング部:磯田

 

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