「虫が大人になれないっ!」 昆虫成長制御剤(IGR剤)とは?

2018.06.07

こんにちは。虫よりも自分が大人に育っていない九州営業の上原です。

先日6月4日(虫の日)、朝一に美しいアゲハチョウ(ナミアゲハ)を見ることができ、 半月前にその幼虫を食したことも忘れて見入ってしまいました。 ちなみに味は、みかんの皮とへたの中間で、食草がダイレクトに反映されていました。

さて、綺麗なチョウやガもみかん農家さんからすれば害虫。 私のような捕食者がいればいいのですが、放置しておくと葉がぼろぼろです。そこで農薬が使われるわけですが、その中にIGR剤という種類があります。

Insect Growth Regulatorの略で、 新しい皮膚(キチン)が合成されなくなったり、脱皮・蛹化・羽化等に関与するホルモン(幼若ホルモンと脱皮ホルモン)に異常を起こしたりします。

前者は弊社のカスケード乳剤等の特徴で、害虫の皮膚が不完全なまま脱皮、体液の流出等で殺虫効果を発揮します。後者では、害虫が脱皮しすぎたり皮がひっかかったりして成長を阻害されます。産卵数や孵化率の低下も起こります。

カスケード乳剤等のIGR剤はこのようにして害虫に作用し、大人に向けて一皮剥きたい虫たちから、大切な作物を守っています。

九州営業:上原

 

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紀州南高梅 デランフロアブルの試験 

2018.06.03

近畿・中国・四国エリアの原田です。

日本最大の梅の産地、紀州みなべで黒星病対策の試験を実施し、その調査・収穫の作業をしてきました。今年は豊作で品質も申し分ないらしいですよ!是非皆さんも、紀州南高梅をご賞味ください。

試験の結果は、デランフロアブルの効果も良く、2枚目の写真の通り、綺麗な梅が収穫できました!

 

※3枚目写真が黒星病が発病した果実です。(+_+) こうなっては出荷できません…。 

綺麗な農作物がたくさん取れて、農家さんに喜んでもらえるようにこれからも頑張ります。

近畿・中国・四国営業:原田

 

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“彼の名は。” 名も知らない虫たち ⑫

2018.06.02

本シリーズは、年明けから月2回のペースでお届けしておりますが、いつの間にか12回目を迎えるまでになりました。最近は似顔絵も1枚描くのに1時間近くもかかるくらいガッツ入ってきています。コメントについても、できる限りブログならではのものにしたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いします。

今回の彼の名は、ハスモンヨトウ。毛がないケムシみたいなやつです。

   

親の蛾が卵塊(卵の塊)を生み、そこから幼虫がはい出てきます。作物の葉を食べ、脱皮を繰り返して成長しますが、3令幼虫までは淋しがり屋で、集団生活をします。そのあとは独り立ちし、6令まで成長した後、脱皮して蛹になります。農家さんにとっての大問題は、この独り立ちした後の中老齢幼虫です。

何が大問題かって、そのすさまじいまでの食欲、大食いタレントのギャル曽根さんもビックリです。

昼間は草影でわりとじっとしていますが、陽が暮れると、食べる食べる、そしてまた食べまくる。作物の葉はもちろん、茎だろうが、蕾だろうが、花だろうが、とにかくムシャムシャ食べ尽くします。

ここでいきなり問題です。

“ヨトウ”って漢字でどう書くと思いますか?

ズバリ“夜盗”です。

雑食性のこの害虫は、大切に育てた作物が、あたかも夜のうちに盗まれてしまったようなダメージを与えるところに由来しているんでしょうね。

開発部:瀬古

 

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